お勧めしないテナーマンその1
こういうのが大好きっていうテナーマンを何名か紹介します。
まじめの練習してる人にはあんまりお勧めしませんが、個人的に最高なテナーマンを何名か紹介します。第一回目はテナーサックス界のBIG BOSSことジーン・アモンズ。
今まで数多くのテナーマンがいますが、ボスほど楽器を鳴らす人はいないんじゃないかな。力業で楽器の音が歪んでしまうような吹きっぷりに感動します。かなりR&B色の濃いサックス吹きでテナーのラバーマウスピースの理想のような音。
ジーン・アモンズという人、バップ全盛期のドラッグの大元締めみたいな人で、おかげでマイルスやコルトレーンも薬漬けになってしまったといういわくつきの人。本人も何年も刑務所に入ってて、ついに出所した時最初に録音されたアルバムです。ヒューストン・パーソンはじめ数多くのジャズメンが出所祝いに刑務所の正門前に整列して出迎えたという伝説のテナーマン。
この曲、The Boss Is Back(いかにもなタイトル) というアルバムの1曲目。CD化されたときAB面が逆に収録されてるみたいだけど、絶対この曲が1曲目じゃないといかん! やっと出てきたー、おっしゃー吹きまくるぞ!って感じがしませんか?
超パワーの持ち主だけど、バラッドは天国のように優しい、だけでなく必ずフルパワーまで持っていく超ダイナミクスの広いプレイがたまらなくて、私自身の演奏スタイルに多大な影響を与えてると思う。
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