お勧めしないテナーマンその2
グロウルとサブトーンのエグい人ばっかだなぁ
2人目はテキサステナーの最高峰アーネット・コブ師匠。
事故で足が不自由になり、両脇に松葉杖をついてステージに上がるのですが、このブロウ!テキサステナーというのは一般的なジャズサックス奏者よりもっとブルースやR&B寄りのアーシーなプレイを身上とする人たちの呼び名ですが、自分的に最もテキサスっぽい演奏をすると思うテナー吹きです。
このあたりのプレイヤーは十中八九サブトーンとグロウルが大得意技です、それとベンドやビブラートが自由自在。盛り上げる曲はとことん、バラッドになると突然どエロサックスに変身。これだけ音色が使い分けられるってことは、相当楽器のコントロールが上手いってことになる。バップ的なフレーズはあんまり使わず自然と湧いてきたフレーズで勝負する人が多いと思う。グロウルの歪み成分がちょうど自分の好み気持ちいいです。これ、唸る声の高さできめ細かさが変わってくるので、すこしだけ声が高いんじゃないかなこの人は。(ギターのエフェクターでいうと、オーバードライブじゃなくてディストーションの弱め、KISSとかハードロックのギターくらい)
道端で酒食らって寝ているような風貌の人が多いので、アイドルと呼ぶにはちょっと気が引ける(笑)でも大好きなテナー吹きです。カーク・ウェイラムも師匠をMy Mentor(我が心の指導者)と崇めています。
この曲オン・ザ・サニーは絶対このテンポでやりたいな。余裕かましてユタユタ歩いてる感じで。セッションでリクエストすると、だいたいせせっこましいテンポで始められるので好かん。
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