ジャズを始めたきっかけ

高校1年の時OBである松本英彦さんが、芸術鑑賞と称して学校に来て演奏されました。

小6でギターを弾き始めてちょうどブルースのアドリブが何たるかを理解し始めたころ、初めて聞いたサックスのすごさを目の当たりにして、絶対サックスやりたいと思ったんですよ。ただうちの高校は(広島県立府中高校)珍しくオーケストラのクラブしかなく(吹奏楽でも興味はなかったけど)大学に行ったらやろうと決めました。


運よく(悪く?)東京の法政大学に入学し、ジャズ研に入ろうと思って探してたらクラブ楝からサックスの音が…。勇気を出して近づいてみるとガレージで何名か先輩たちが練習してるのを見つけました。

「未経験ですがサックスをやりたいんですけど…」と、話しかけると大きいサックスを持った先輩は「ちょっとこっちへ来てみた!(”た”っていうのはその人独特の言葉で”な”とか”ろ”の意味です)と言われ,後を付いていくと練習室へ。中では十名ほどの部員が爆音で練習してました(多分初めてジャズのホーンを聴く人は音の大きさにびっくりすると思う)しばらくするとメンバーが揃い、ロの字型に並んで演奏が始まったんですよ。

えーーーーーー!!これ違う!聖子ちゃんのチェリーブロッサムをやりたくてここに来たんじゃないよー!と思ったのですが、たまたま新歓用の練習をしてたわけ。後でベイシーとか演奏されてカッコエーと思った。(当時ベイシーもほとんど知らなかったけど)


ジャズ研目的だったけど意外にもにビッグバンドに入ることになって、結果的には大正解だったと思う。全国から凄腕が集まるレベルのバンドだけど、ほぼ他大学からの入部はなかったし、ど素人がレギュラーとれる余地があったもんね。同期のメンバーはもう完璧で譜面バリバリ指回りまくりみたいな中で、自分運よくなんも吹けないのにポジションが空いてたのでレギュラーに無理やり挙げられて鍛えてもらったわけです。


それに東京六大学ってそれぞれのバンド、数十年の歴史がありしかも横のつながりも深い。一つのサークルが六つのバンドに分かれて練習してるみたいなもんだから。そんなわけで今じゃ全国に当時の友人数百人いるもんね。


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